啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KEGGの有料化の波紋

 KEGGの有料化に波紋が広がっています。
 金久実教授が、ご自身の定年退官も展望に入れて、今後の方向性を「Plea to Support KEGG」という形で、ホームページに述べておられます。
(引用:http://www.genome.jp/kegg/docs/plea.html
 今後は、「NPO Bioinformatics Japan」というNPO法人で、FTP downloadの場合はacdemic usersでも有料となります。(引用:http://www.bioinformatics.jp/en/
おそらく、国際的にも大きな影響が出てくるでしょう。教授も、約6年間わたって、文科省経産省そして総合科学技術会議などで、ライフサイエンス統合データベースのAll Japanでの立ち上げに努力しましたが、一番避けたい状況が発生しつつあるようで、非常に危惧しています。
 KEGGの国際的な存在感やいままでの金久さんの大きな貢献を考えると、とても大事な局面を迎えているように思います。