啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

文化の日-文化勲章授与式

 さすがに、山中伸弥教授は文化勲章を受章しました。文化勲章が遅れたくらいノーベル賞受賞が良い意味で早かったということでしょうか。
 奈良先端科学技術大学院大学の山田康之先生は植物のバイオテクノロジーで良い仕事をされての文化勲章受章ということで、確か奈良先端の学長もされていたので、山田先生・山中教授の奈良先端にとってはダブル受賞ということになりますね。
 おめでとうございます。
 京都賞の授賞式などでよくお会いする高階秀爾先生も文化勲章の受章です。

<参考引用>「文化勲章受章者の皆様」
http://mainichi.jp/feature/news/20121031ddm012040184000c.html
毎日新聞 2012年10月31日 東京朝刊 オンライン
文化勲章受章者:主な業績」(文化勲章受章者のみ抜粋して引用)
 政府は30日、12年度文化勲章受章者6人と文化功労者15人を決定した。文化勲章授与式は11月3日、皇居で、文化功労者顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。(都道府県名は現住地、文部科学省調べ)=一部地域既報
 ◇文化勲章受章者

 ▼小田滋氏(おだ・しげる)88歳。東北大名誉教授。海洋法の分野で世界に先駆けた研究を展開し、理論的基盤を構築した。多くの国際会議で外交実務や条約作成作業にあたるとともに、国際司法裁判所の裁判官を3期27年務め、国際社会の平和と発展に大きく貢献した。東京都。

 ▼高階秀爾氏(たかしな・しゅうじ)80歳。大原美術館長。イタリア・ルネサンスからフランス近代にかけての西洋美術の研究や評論、教育活動を展開した。また、文化審議会の初代会長をはじめ、国立西洋美術館長を務めるなど、芸術文化の振興に大きく尽力した。東京都。

 ▼松尾敏男氏(まつお・としお)86歳。日本画家。多摩美術大名誉教授。悟りを目指した仏陀(ぶっだ)を描いた「サルナート想」のように生と死をテーマに制作していたが、1980年代から自然写生を基にした作品を描き、装飾性と象徴性を込めた典雅な作風をつくり出した。神奈川県。

 ▼山田康之氏(やまだ・やすゆき)81歳。京都大名誉教授。植物分子細胞生物学・植物バイオテクノロジーの分野で、いち早く高等植物の細胞培養の重要性に着目。イネ培養細胞からの個体再生に初めて成功するなど、イネバイオテクノロジーの飛躍的発展の基礎を築いた。京都府

 ▼山田洋次氏(やまだ・ようじ)81歳。松竹大船撮影所に入社し「二階の他人」(61年)で監督となった。庶民の笑いと涙を基調とし「男はつらいよ」は日本映画史上の金字塔となった。「学校」など社会や時代の困難な主題に挑戦した。現在も次回作を公開準備中。東京都。

 ▼山中伸弥氏(やまなか・しんや)50歳。京都大iPS細胞研究所長。ほぼ無限の増殖やさまざまな細胞に分化誘導できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に、マウス、次いでヒトの細胞において世界で初めて成功し、今年のノーベル医学生理学賞の受賞が決まった。大阪府