啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

研究ストップ:東日本の先端実験設備

 3月11日(金)の東日本大震災当日から1ヶ月以上たって、徐々に東日本の大学や研究機関における研究設備や施設の破損や被害状況の全体像が分かってきたようです。
 はやり、想像以上の被害が報告されています。特に、教授の知り合いが多い東北大学などでは、個人的にも被害の大きさの連絡が来ています。
 教授が現在学会長をしている日本遺伝学会でも、会員の安否確認を行った際に、研究環境の被害状況も分かる範囲で連絡を受けました。
 遺伝学会の会員全員には人的被害が全くなく、不幸中の幸いではありました。一方、研究環境は、まさに「研究ストップ」の情況が続いているところが多くあるようです。
 筑波学園都市でも、高エネルギー加速器研究機構産総研筑波大学・筑波キャンパス、物質・材料研究機構、宇宙航空研究機構・宇宙航空研究開発機構など、その被害や復興状況が報道されているだけでも、かなりの被害のようで完全復旧にはかなりの時間がかかるものと思われます。