啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

熱海の桜

 熱海の場合、東日本大震災の影響、特に計画停電の影響が、観光産業に追い打ちをかけているように、人が街にほとんど出ていません。
 たしかに、夜に計画停電があると、旅館では夕食の準備もできないでしょうし、お風呂に入るのも難しいのかもしれません。また、海の近くという心理的不安もまだぬぐい切れていないところもあるのでしょう。
 しかし、ここは何とか乗り切ってほしいです。「自粛」が「Jishoku」という英語になってきているほど、外国で日本の自粛ムードが有名になってきているようですが、経済的にはもっと消費を高め産業再生に向かうことも必要です。それも、「節電をしながら・・」というきつい条件はつきますが。
 もともと「癒し」をテーマとして「ろうそく」を夜に多用している旅館では、客足があまり落ちていないとか。ろうそくの灯りで夜の夕食もいいでしょうし、たとえば宿泊代の5%は震災募金に回すというようなアイデアもあるように思います。

 熱海のしだれ桜は今が満開のようですが、心なしか寂しいそうでした。