熱海の駅前商店街の中で、商店街から少しだけ入り込んだところに、古ぼけた居酒屋があります。基本的にお昼のランチしかなく、夜は予約制で一人5,000円からになるそうです。そういえば、お店の名前は、「割烹大にし」です。ですから、もともとというか、現在もそうかもしれませんが、割烹というか料亭ということなんでしょう。しかし、中に入ると、使い古したものの長くて大きく立派な木製のカウンターと、せいぜい2組が座れるような小さなお座敷がありますが、どうみても「居酒屋」と呼ぶのがふさわしそうな店内です。
ところが、週末のお昼時は、長い待ち行列が出来るほどの人気店になります。特に、揚げたての「天ぷら盛り合わせ定食」と「お刺身定食」は、一人1,050円でなかなｋの美味です。とくに、天ぷらには、この地域特産の「桜エビのかき揚げ」が入っていますし、御飯と味噌汁や漬け物もつくので、この付近の予算相場からすると、「お得」となるのでしょう。
ただ、厨房で料理を作る親方と配膳をする女将(奥さん)の2人だけなので、時々「怒号」も飛んで一種異様な雰囲気です。ただ、お客の回転は速いので、「いま一杯です。お時間がかかります。申し訳ないです！」のお女将さんの声にも惑わされずに、少し待てば入れますし、実際に領してから配膳しているので、確かに時間はかかりますが、ちょっとかかるという程度でしょうか。
熱海にお越しの際は、ランチのみですが、一度は行ってみるといいと思います。
