啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

今年の3点

 朝日新聞朝刊2010年12月19日刊(日曜版)に、『書評委員の薦め「今年の3点」“知の森深く分け入る” 』という表題の全2面記事が載っています。
そこには、私の尊敬する友人の辻篤子さん(朝日新聞論説委員)が今年のお薦め3つの本を紹介していて、非常に興味深いです。
(1) 大気を変える錬金術(トーマス・ヘイガー著・渡会圭子訳・みすず書房 3570円)
(2) グーグル秘録(ケン・オーレッタ著・土方奈美訳・文藝春秋 1995円)
(3) 宇宙は何でできているのか(村山斉著・幻冬新書 840円)
恥ずかしいことに、どれも読んではいなかったです。
辻さんのすごいところは、論説委員としての職域の広さはもちろんのこととしても、その守備範囲の広さと研究者に欠落した感性・感覚を持ち合わせておられ、それを一般の人々には当然ながら研究者にも的確に伝える才能を持っておられること。
皆さん、今年が終わらないうちに、是非読んでみましょう。