啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2014-02-14から1日間の記事一覧

「混合給料」とグローバル化

この「混合給料」制は、これからの財政危機に伴う大学経営の切り札として、必然的な兼任や併任が出てくる可能性があるのです。 この際、日本国内の大学の多くは同じように財政危機に貧していますので、併任先や兼任先が外国になってくることも多くなることが予…

米国における大学教員アポイントメント

元来、米国の大学教員は基本的に10ヶ月や8ヶ月のアボイントメント制で、残りの月数の給料は自分のグラントから出すことになっています。グラントを持たない教員は、他の大学に教えに行ったりして、残りの月数の給料を稼ぐというのは普通のことでした。 大学…

財政危機と「混合給料」

この「混合給料」制度が、財政危機が深刻化してくると、大学教員に適用されてくるのではないかと言われています。 給与の削減にも限界があり、一方で人員削減的な人員整理もできないとなると、この「混合給料」が切り札になるのです。

「混合給料」

「混合診療」という言葉は、よく聞かれたことがあるかと思います。保険診療と自由診療を一緒にすることで、なかなか認可がされておりません。 一方、「混合給料」とは、1年分の給料が払わず、たとえば6割の給料を支払う代わりに、残りの4割の給与を別のところか…