啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2013-12-25から1日間の記事一覧

科学者と芸術家

そして、本質的な自問自答をせざるを得なかったのです。自分は、そのような真剣勝負で本当に研究に向き合ってきたのであろうか?いまも命がけの全身全霊で研究に向き合っているのか?科学者として「無」から大きな「価値」を生み出すような仕事をしたのか?…

「無」から価値を産む芸術家の凄さに敗北感

木村画伯の作品を見ながら、真っ白なキャンパスという「無」から、人の心に感動を与える「価値」や実際上の価格としての「価値」を生み出せる芸術家には、科学者はとてもかなわないような敬意に満ちた敗北感のよなものを感じていました。 自分の何倍もあるよ…

画材にプラチナと金 

木村画伯の、伝統的な「日本画」でもなければ、もちろん「油絵」ない、まさに独創的な作品は、教授の薄っぺらな美術の知識ではとても表現できない範疇のものなのです。 この木村画伯の独創性はどこからくるのか? その答えは無論単純には見いだせるものではあり…

木村圭吾画伯との出会い

沼津市の一杉先生のご紹介で、木村圭吾という画家の方とお会いしました。 静岡県の三島市と沼津市との間にある長泉町に、「スルガ平」という高級別荘地があり、そこにアトリエとご自身の美術館をそれぞれに近接して持っている木村圭吾画伯。 その美術館で、お…