啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2010-12-04から1日間の記事一覧

日本のベンチャー投資はエンジェル

日本の大手ベンチャーキャピタルも、殊にバイオベンチャーにはもう大金を投資する体力もなく(投資判断力も薄いと言わざるを得ませんが)、FDA認可が下りたとしても、ベンチャー当事者としては研究開発続行の資金集めで苦労し続ける事態が続いているよう…

米国におけるバイオベンチャー事業化

そういう状況の下では、「桃太郎ベンチャー」はかなり善戦しているといえるのはないでしょうか。 塩見氏によると、米国の大手製薬メーカーは、臨床フェーズIIの末期かフェーズIIIに入って初めて興味を示してくるとのことで、少々買収費用がかさんでも確…

 大学発ベンチャーの壊滅と大学法人化

この10年間で一時1000社を超えた大学発ベンチャーも、どのくらいが現在生き残っているのでしょうか?200社も残っていれば幸いなことと思います。 大学の法人化が、大学発のベンチャー育成には全く逆に働いたというのは、実に皮肉なことです。発明者個人…

REIC遺伝子による固形がんの遺伝子治療

岡山大学医学部大学院の公文裕巳教授の技術シーズを中心に、新規がん治療遺伝子(REIC遺伝子)の臨床研究開発を行っているのが、桃太郎源株式会社です。 昨夜、この代表取締役社長の塩見均氏と、小見山智義・東海大学医学部准教授とともに食事を一緒にする機…

桃太郎 がんばれ!

「現代の鬼”がん”を退治する!!〜夢のがん治療遺伝子REIC〜」という勇ましいキャッチフレーズが躍るパンフレットの表紙。 若干うさんくさそうな感じもないことはないのですが、れっきとした岡山発のバイオベンチャーの桃太郎源株式会社のパンフレットです。