啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(月) ノーベル生理学・医学賞にスベンテ・ペーボ(Savante Paabo)博士!

 本日2022年10月3日(月)18:30頃(日本時間)に、2022年ノーベル生理学・医学賞の発表があり、ドイツのスベンテ・ペーボ(Svante Paabo)博士に贈られることの発表がありました。

 受賞理由は、ネアンデルタール人やデニソワ人などの骨や半化石からDNAを抽出してゲノムを解読することに成功して、人類の起源の解明に大きく貢献するとともに、「Paleogenomics (古ゲノム学)」という新たな分野を構築したことによるものでした。

 彼とは25年以上の前から知っており、熱海の国際シンポジウムに来てもらったり、2年前にはサウジのKAUSTに来て講演をしてもらい、夕食をご一緒に食べておりました。

 ある高名な生命情報学者の仲介で、NHKから電話によるインタビューに応じて、彼の受賞についてのコメントを行いました。

NHKのウェブサイトにペーボ博士の記事がアップされています。
そのページをスクロールしていくと最後に掲載されています。

偶然ですが、国立遺伝学研究所の斎藤成也特任教授もコメントを寄せられています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221003/amp/k10013846801000.html
 
ご参考まで。

 

この後、私から見たペーボ博士の業績をここに簡単に述べてみます。