新型コロナ変異株・オミクロンが南アフに出現したということを、ニューヨーク市場のダウ平均や東京市場の日経平均が今年最大の下げ幅で暴落しているというニュースから知りました。
感染力が増強されていたり、現在のワクチンの効力があまりないような変異株の出現が、コロナ禍からの経済復興の大きな阻害要因になることをすでに多くの投資家が知っており、ほとんど「戦争勃発」の可能性に近い状況で世界的な経済活動に直接にかつ大規模に影響すると認識している証拠なのでしょう。
実際さらなる報道によると、新型コロナ変異株・オミクロンが南アフリカでデルタ株の勢力を塗り替えてきています。一部は、香港にすでに伝播しているということでした。
一昨日(2021年11月24日(金)に、KAUSTにてR3T (Rapid Research Response Task-force) Presentationという会合が3日間に渡って行われ、教授と共同研究者のDr. Intikhab AlamでCOVID-19 Mutation Tracker Systemの発表をしたところででした。
そこで、ワクチン接種の遅れだけでなく、全ゲノム解析なども大きく遅れているアフリカ諸国などが、今後新しい危険な変異株の出現の源泉地となる可能性が高く、極めて危険な状況にあると発表していただけに、とても複雑な心境です。
このオミクロン株の現在分かっている状況は、以下のURLを参照するのが良さそうです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20211127-00269968/
(南アフリカから見つかった新規変異株「オミクロン株」 現時点で分かっていること(忽那賢志) - Yahoo!ニュース2021年11月26日付)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20211125-00268918
(新型コロナ対策分科会の提案する新たな「レベル分類」 これまでとの違いは?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース 2021年11月26日付)