啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(火) 「野母崎の夜」と野母崎炭酸温泉

昭和58年(1983年)、歌手の青江三奈さんは、「野母崎の夜」というブルース曲を発表します。 あまり売れた歌ではなかったのかもしれませんが、哀愁ある曲調に都会からかなり離れた温泉宿の情緒が漂ういい歌でした。

AAiX03 大阪ブルース/野母崎の夜/大田ブルース 青江三奈 200117 vL HD

https://youtu.be/uIRLBid-2d8

 

 その「野母崎」はどこにあるのかというと、長崎県軍艦島の近くです。

軍艦島を見渡せるところに「野母崎炭酸温泉」というのがあって、「野母崎アレガ軍艦島」という宿泊施設が、目立つ施設としてはこの1軒(あるいは1棟)のみがあるようです。

 実は、この温泉施設が売りに出されています。興味深いことに、土地と建物はタダ。ただし、買収後10年に亘って営業を行うというのが条件のようです。

 

観光経済新聞の2020年4月12日付の記事によりますと、「長崎市、温泉宿泊施設「野母崎炭酸温泉アレガ軍艦島」の譲渡先を公募」という見出しで、以下のようになっています。

長崎市は、温泉宿泊施設「野母崎炭酸温泉Alega(アレガ)軍艦島」(野母町)=写真=の譲渡先候補者を公募している。土地と建物は無償譲渡するとしており、多くの事業者の応募を呼び掛けている。」

 「同施設は市野母崎振興公社が指定管理者として運営していたが、2017年度以降赤字が続き、民間売却することにした。昨年公募したが不調に終わり、再公募に踏み切った。」

 「今回、条件を見直した。土地・建物の無償譲渡に加え、ホテルと温泉事業継続を求める期間を当初の15年から10年に緩和。ホテル営業についても、交流人口の拡大(集客)による地域活性化や雇用創出につながる取り組みであれば宿泊以外の事業も可能とした。」

 「同施設の敷地面積は約1万2700平方メートル、本館は地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約4300平方メートル。世界遺産の「軍艦島」を一望できる全室オーシャンビューとなっている。」

 「公募の締め切りは5月18日。問い合わせは観光政策課、TEL095(829)1152。」

18日。問い合わせは観光政策課、TEL095(829)1152。」とのこと。

 

引用:

 https://www.kankokeizai.com/長崎市、温泉宿泊施設「野母崎炭酸温泉アレガ軍/

 

なんとか、買い手が見つかって、この情緒ある温泉施設を継続してもらいたいものです。