啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

PMPと「契約更改」のような評価会議

 PMPとは、「Performance Management Program」 で、仕事に従事している人達の行いや活動を評価するシステムのこと。毎年1年に1回、このPMPを行わねばなりません。1年前に自ら宣言してもらった実行項目を、どのくらい実現できたが大事な評価点になります。
 これで、給料が下がることはありませんが、一般的には以下の評価体系となっているようです。
一般的な話なので、大雑把に例えて言えば、スコアは、1から5までの5段階評価。
1:基本給1%昇給、1年後には解雇
2:同2%アップ、改善点の文書での報告義務あり
3:同3%アップ、期待通りの働き
4:同4%アップ、格段の働き、昇任の可能性もあり。
5:同5%アップ、卓越した働き、昇任も確実
というようなものでしょうか。実際的な話はきっと違うところが多々ありますので、例示的な例え話とでもいうものでしょう。
 基本給には、様々な手当が基本給のパーセントで支払われますので、たとえ基本給が2%昇給しても、年俸的にはいい増加になります。しかも銀行の定期預金の複利に似て、万一毎年上がるとしたら複利で増加するので、とんでもない昇給になるので、そう連続的にはできないことになります。ただ、スコアで「4や5」を取るのは至難の技です。普通はスコア「3」でしょうね。
実は、日本の大学でも勤務評定を受けています。上司が毎年評価をつけているはずです。ただ、 上記のようなあからさまなことはなく、ベースアップも人事院勧告に基づいた公務員に準じた形で行われるので、だいたい皆んな一律で上下するというようになるのでしょう。