啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

WEP 2015

今年も、サウジアラビアのKAUST (アブドラ国王科学技術大学: King Abdullah University of Science and Technology)で入った、恒例のWEP (Winter Enrichment Program)が始まっています。
WEPは、日本語にすると、「冬のエンリッチメント・プログラム」となるのでしょう。エンリッチメントというのは、
「豊富にすること」とか「豊かにすること」という意味ですが、知識や知見を豊かにしようという意味でしょう。
具体的には、世界からノーベル賞受賞者や多くの世界的な第一線の科学者や話題の人達を大学に招待して、約10日間に渡って特別講義や特別講演が集中的に行われるプログラムです。
教授も、ブラッド・バイチ教授とともに、2時間の特別講義を受け持ちました。
これは、約半年以上前から用意されたものです。多くの有名科学者を呼ぶだけでも多額の資金がかかりますが、うまく節約法を考えれば、このような特別講義の集中週間を設定するというアイデアは、日本の大学にも参考になるものと思います。