なんと、Facultyという教官は、全員、「Regalia[リゲイリア]」と呼ばれるアカデミック・ドレスを着て、行進して入場しなければならないというのです。しかも、出来たら自分が学位を取得した大学のアカデミックドレスを着用せよとのこと。
これは、「実に困った!」のです。教授が大学で学位を取った頃は、ガウンのようなアカデミックドレスを着るような慣例はなかっただけでなく、大学紛争の余波もまだ残っており、卒業証書さえ破り捨てたつわものも多かった世代でした。しかも、教授の息子が学位を取得したときも、アカデミックドレスなどはその時だけしか使わないのでレンタルでいいとアドバイスをし、大学の生協からレンタルで済まさせてしまっていたような状況だったのです。