啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「gulp」

 本日お昼頃、NHKラジオ第2放送を聞いていましたら、英会話講座をやっていました。少し懐かしくなって、そのまま聞いていましたら、とても勉強になる英語表現の話をしていました。
 基本的には口語英語なので、論文英語にはあまり使わないでしょうが、日常英会話に役立つなあと思ったのが以下の表現方法です。
「take sake at a gulp」で、「酒をぐいっと飲む」という表現になります。つまり、この「at a gulp」のgulp (ガルプ)は、西部劇のならず者がバーカウンターで決闘前にグラスに入った1杯のウイスキーを「ぐいっと」飲み干すときの「ぐいっと」が「gulp」(ガルプ)という英語表現との事です。なかなか、うまい表現ですね。
また、「〈涙・悲しみなどを〉飲み込む; 〈怒りを〉こらえる,抑える」という意味もあります。
 「I gulped back my tears. 私はぐっと涙をこらえた.」
 「She gulps down her rage. 彼女はぐっと怒りをこらえる.」

なお、コンピュータ用語的には、「gulp」は「2 バイト」を意味します。「1バイト」の「バイト(byte)」が「bite(噛む)」の同音であることから、「ぐいっと2つも一緒に飲み込む」取った連想をしたのでしょうか、「2 bytes」としたようです。いい加減な語源ですね。