啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「霊性の自覚」を科学する

 この「霊性の自覚」を、「意識」の一つとして現代の生命科学は、その科学的な理解に向けて挑戦していくのでしょう。
 養老孟司博士の言う「脳を理解しようという人間の脳には、その論理構成からして限界が存在する」というその限界を超えて、生命科学が前に進んでいくと思われます。
 しかし、その理解とは別に、人間の人生として生き抜くための「生死観」や「死後観」というのが、それぞれの個人の体験や経験に加えて、より高次な「メタ体験」としての意識の共有化を実現する努力を通じて、正当に醸成されていくことが大切なように思われます。