啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「ヌタウナギの頭蓋顔面の発生と脊椎動物の進化」


理研の倉谷滋博士のグループが、大田欣也君も共著者として、「ヌタウナギの頭蓋顔面の発生と脊椎動物の進化」に関するNature誌のArticle論文を発表しました。
 これは、先に大田君が発見した200年ぶりの大発見と言われたヌタウナギ(Hagfish)の胚(embryo)を用いての続報でしょうが、大きな成果の発表となりました。
 おそらく、脊椎動物の進化の研究において、大きな国際的な業績でしょう。さらに、このような成果が我が国主導で行われたことは、賞賛に値するものと思います。
 倉谷さん、大田君、共著者の皆さん、実におめでとうございます!

(参考:Nature 493, 175–180 (10 January 2013) | doi:10.1038/nature11794 "Craniofacial development of hagfishes and the evolution of vertebrates" by Yasuhiro Oisi , Kinya G. Ota , Shigehiro Kuraku , Satoko Fujimoto & Shigeru Kuratani;
http://www.nature.com/nature/journal/v493/n7431/abs/nature11794_ja.html)