啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

福岡へ

 早朝に、都合で福岡にきています。
実家の関係もあって、北九州市折尾での北九州学術都市・10周年記念・産学連携フェアでの講演をしました。
 北九州市学術研究都市10周年記念第11回産学連携フェアで、「知と技術の融合 〜”新”社会システムへの挑戦 九州から世界へ〜」(2011年10月19日(水)〜21日()金)が北九州市学術研究都市(北九州市若松区ひびきの:JR九州折尾駅) で行われました。
 その中で、10月19日(水)15:00〜17:30に、北九州学術研究都市・学術情報センター・遠隔講義室1にて、「バイオインフォマティクスと臨床研究の融合事例を通じてライフサイエンスとバイオツールの協奏を目指す」というセミナーが、財団法人・北九州産業学術推進機構(FAIS)産学連携統括センターの主催、北九州医歯工連携検討会議の共催で行われました。
 そこで、1番バッターとして、教授は「ゲノム情報とバイオインフォマティクス」という題目で講演しました。


 2番手は、群馬大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学講座の平井宏和教授で、「脳神経系におおけるウイルスベクター研究の進展」というタイトルで講演されました。
 平井教授は、小脳性神経変性疾患における遺伝子治療の第一人者です。随伴アデノウイルスなどのウイルスをベクターに、有用遺伝子を目的の細胞などに入れて治療を行うものです。
 特に、オーファン・ディジーズ(Ophan disease)といわれる症例の少ない難病は、大手の製薬会社も薬の開発にコストの面でも入らないので、この病気をもつ患者さんの家族は非常に注目してくれているそうです。頑張れ、平井教授!(写真は、平井宏和・群大教授。)


3番手がアルファメッドサイエンティフィック株式会社の慈幸秀保社長の講演、そして最後が地元のSTEMバイオメソッド株式会社の八尋寛司社長の講演がありました。実は、今回八尋寛司氏の招きで講演を行いました。寛司氏とは幼なじみで、実家の地元と言うことでの今回の講演でした。
 セミナー修了後、八尋寛司社長が、八尋多代専務と田村朋子研究員とともに、教授と平井宏和・群大教授の2人を、近くの素敵なレストランの快食に誘って頂きました。(写真は、STEMバイオメソッド社の八尋寛司社長・八尋多代専務・田村朋子研究員の方々です。)