特に、Lynn Jorde(リン・ジョルディ)・ユタ大学教授は、教授の指名招待でしたので、お会いするのが楽しみでした。
Lynnは、前任者のAravinda Chakravardi・ジョーンズホプキンス大学教授を引き継いで、この1月から全米人類遺伝学会会長をしておられます。教授とは、ボストンであった国際学術雑誌「GENE」のEditorial Meeting以来の友人となっています。
親子の直接的な全ゲノム情報の比較から突然変異率の推定を行い、他の生物との比較検討を行っていました。
このような突然変異率の直接推定の重要性は、教授が以前から主張していたことでした。特に、約5,6年前にNature誌に頼まれて、当時から10年以内に行うべき研究としてこの問題を取り上げて、他の研究者10人くらいの人達のアイデアとともに、on-line版に掲載されておりました。
また、この項の後で述べる全ゲノム情報アノテーション比較法による疾病感受性遺伝子の探索が、GWASより如何にdetection powerに優れているかを、統計的に示しておりました。
(写真は、"Whole-genome sequencing and the detection of disease-causing mutations"と題して講演するProfessor Lynn Jorde at University of Utahです。)