啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

時代先取りの異端児

 「標準からどう外れるか」、「普通でないようにどうするか」が、まさに科学者の志向すべき生き方ですが、実はどの世界でもパイオニアになるための必要条件として通じるのでしょう。
 人の作った物差しで一番を目指すのではなく、物差しを作る人を目指すこと。独創的な創造性の原点が、そこにあるのです。
 そして、そのような人が本当の優等生です。なぜなら、その物差しで次の時代に人を動かし、人がついてくるようになるからです。そして、その物差しで一番を目指す多くの人達が出てくるからです。
 『「目指せ、ナンバーワン」ではなく、「目指せ、オンリーワン」』だという真の意味が、そこにあります。
 もうひとつ、議論の中身より、自分の理解度の高さや優秀さを人前で顕示しようという意見を優先させたい指向の人は、基本的にナンバーワン希求型で、パイオニアになるのがむずかしいタイプです。
 心していきましょう。