啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

日本食の影響を色濃く受ける中華料理の向上

 先日、北京を訪問した際に、いろいろな中華レストランに連れて行ってもらいました。
そこで感じたことは、日本の食文化が大きく影響を与えていることでした。これには、少しびっくりしました。
 たとえば、「鉄板焼き」ですが、ほとんど日本と同じです。また、舟盛りの大きな刺身も出てきました。刺身は、さすがにマグロの赤身とサーモンが多いですが、きちんとウニやイクラなども出てきます。
 また、高級な中華レストランは、円卓に皆で取れるように、どんとたくさん大皿で出てきた者が、個人ごとに出てくるいわばコース風になっています。
 それも、フレンチ(フランス料理)というより、やはり日本の「懐石料理」に近い雰囲気を感じました。
 やはり、血の分け方が近いだけに、どうしても切っても切れない縁というか、民族的文化背景の共有が、どちらからどちらへの問題を問うことなく、日中で大いにあるという実感を持ちました。
 この感覚は、台湾でも本質的には同じような感覚がより強くでてきているのかもしれません。