啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

今日の富士山


富士山も「夏開き」でした。もう夏の富士山です。
 右の写真は、教授の自宅の屋上から見通した富士山です。よ〜く、目を凝らしてみください。富士山がぽっかり浮かんで見えてくるはずです。もう雪が山頂付近に残っていない富士山が見えてきました。
 しかし、実際は、まだ雪が残っており、富士山は新5合目から先はまだ立ち入り禁止のようです。それも、後1週間もすると、雪が溶けて道が通れるようになるそうです。
 まさに、「残雪」ですね。「霊峰・富士」と言うときには、雪におおわれてくっきりと凛々しくそびえる勇姿の富士山より、今日のように霞がかってぼんやりとどこか幻想的で少し神秘的な富士山のほうが、似つかわしく思います。
 実際、夏の季節は、早朝を除けば、富士山の全景が見える日は極端に少なくなります。
 富士山が見えるのを期待して三島方面を訪れたのに、富士山が全く見れずにがっかりして帰国する外国人が多いのも、夏です。
 今年は、3.11の東日本大震災福島第一原発事故のせいか、いつの間にか夏が来てしまったという感じです。
 これからが、復旧・復興の正念場ですから、長い期間を考えた支援もこれからが本番と思います。