啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

アカデミア発「ベンチャー1,000社創出」構想

 大学や研究所発のベンチャー起業が、約10年前に政府主導で「ベンチャー1,000社創出」というキャンペーンとともに推奨され、また大学や研究機関そのものの評価にも響くということで、1,000社以上が企業されました。
 しかし、その後のフォローアップは全くなく、大学や研究機関も法人化されていく中で、多くのベンチャーは死滅していきました。おそらく、10年前に起業したアカデミア発ベンチャーのうち、現在まで生き残っているのは3割にも達しないだろうと思われます。さらに、アクティブに活動しているベンチャーは、おそらく1割以下のように想われます。