新幹線の長旅の間に、ちょっと「週間・ダイヤモンド〜日本経済はどうなる?〜」の最新号(4月9号)を読みました。
(経済週刊誌は、普通の週刊誌に比べて高い。690円もしました!)
まとめて言えば、以下のようなことが書いてあります。
今回の東日本震災の被害額の予想が、幅がありますが16兆〜25兆円。
長期的には、40兆円になるだろうと言われています。
神戸淡路大震災のときに比べて、半額以上もしくは全額が国負担になるもようです。
このため、補正予算の原資確保のため、国債発行は避けられず、財政赤字の拡大はdue courseとなります。
一方、復興需要の高まりとともに特需が発生し、建設・土木業界を皮きりに、景気が戻ります。
この相反する二つの方向が、基本的には新興国はもちろん欧米のインフレ対策と相まって、円の為替相場が動いて行きます。
また、より長期的には、地震リスクをヘッジするため、日本企業の生産拠点の海外移転が加速するといわれています。これは、輸出の減少につながるので、日本の経常収支を悪化させる方向に走ると思われます。
経済評論家のようになりましたが、まあ簡単に言えば、「景気は回復するが国の財政は悪化する」ということでしょう。