啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(土) ヴィクトル・ベレンコ

 「ヴィクトル・ベレンコ」と言っても、これが人名であることが分かる人さえ少ないかも知れません。まして、ロシア人だと特定して覚えている人が何人いるでしょうか。

 彼は、まだアメリカにて生存して暮らしているということです。

実は、「1976年昭和51年)9月6日に当時のソ連の最新鋭機MiG-25に搭乗し、アメリカ合衆国への政治亡命を目的に日本に飛来、函館空港に強行着陸したことで知られる。」

 この「ヴィクトル・ベレンコ」事件は、日本の防衛能力や有事の際における様々な課題を突きつけた特異な事件でした。

 昨今、台湾海峡尖閣諸島がマスコミの話題に上がるたびに、教授は思い起こさざるを得ない45年前の大きな事件でした。