啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

日は東に、月は西に

「菜の花や 月は東に 日は西に」という俳句は、1774年(安永3年)に与謝野蕪村が現在の神戸市灘区にある六甲山地の摩耶(まや)山という山を訪れ、沈む夕陽を見て詠んだと言われています。
この夕陽の状況とは逆に、サウジアラビアの東の空にニョキニョキと朝日が昇り、西の空にはうっすらと月が見えました。この「日は東に、月は西に」は風情があるのかないのか分かりませんが、まあ、全天に太陽と月が同時に見える状況は、なんとなく有り難く思われ、偶然にもよく見えたなあと思ってしまいます。

サウジアラビアの朝の空に浮かぶ月。