啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

サウディアとサウジ時間

 サウジアラビア国内では、2つの大きな航空会社が主要空港間を飛んでいます。一つはサウジアラビア航空で、通称サウディア。もう一つは、フライナス航空。サウディアは国営です。
 でも、これが30分遅延することなどは当たり前。とにかく、時間の余裕をたっぷりとっておかないと、サウジ国内の出張は時間が読めません。一方、会議などの開始時間も、KAUSTなどの欧米系の大学を除くと、30分から1時間ほど遅れることもしばしば。これが、いわゆる「サウジ時間」。だから、たとえ飛行機の着陸が多少遅れたとしても、実質的には会議の開始に間に合うことが多いです。
 ただ不思議なことに、多くの場合、会議などの開始時間が大幅に遅れても、終了予定時刻に大体ぴったり終わるという不思議さ。おそらく、講演者などの「ドタキャン」も頻繁に起こって、空白時間が繰り上がるため、プラス・マイナスで終了時間内に会議などがきちんと終わるということなのでしょう。