啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

Big-D at BIG in CAS

中国科学院(CAS: Chinese Academy of Science)の研究所の一つであるBIG (Beijing Institute of Genome)に新しく設置されたビッグデータセンター(Big-D: Big Daita Center)の国際諮問会議(SAB: Scientific Advisory Board Meeting) が北京で始まりました。
BIGは、その設立後に分派したグループによって深センBGI (Beijing Genome Institute)が創立され、BGIは会社化されて次々様々な生物種の全ゲノムを解読して世界的に有名になりました。しかし、CASの本命は飽くまでBIGでゲノミクスの本流を堅持しています。

下記の2つの写真は、BIGの玄関に据えられた大きなオブジェ。

下記の写真は、BIGの建物の最上階にあるゲノム研究博物館の入り口のオブジェ。


BIGとBGI、実に紛らわしいですが、研究内容などは時間とともに、本質的に異なってきております。この度、Big-DがBIGに設立され、BIGの総人員の既に約3分の1にも達する大勢で出発することは、中国の生命科学におけるビッグデータ研究に賭ける決意の大きなを感じざるを得ません。
SABとしては、今後の発展については国際的に貢献できるような助言を行なっていくことになります。