啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ブルーモスク(トルコ)と総理大臣

2015.06.15(月)付けの「PRESIDENT Online スペシャル /PRESIDENT BOOKS」(佐々木良昭氏=文)
「中東の人々の日本人に対するイメージは、ズバリ「よくわからんけど、すごい」(90秒でズバッとわかる! ビジネスパーソンのためのイスラム世界入門【11】)において、次のようなエピソードが紹介されています。
「小泉元首相が、首相在任中の2006年1月にトルコを訪問し、エルドアン首相(当時)との会談後にイスタンブールのブルーモスクを訪れて礼拝したことがある。このとき、小泉氏は作法どおりに正座して、行儀よくイマームの話に耳を傾けた。写真入りでその様子を報じた現地のメディアは、彼のことを「とても感じのいい首相」と形容した。」
当時は、日本の総理大臣がモスクで正座してイスラムの講話を静かに聞いていたというのですから、それは現地からしてみれば、こんな嬉しいことはなかったでしょう。