啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「水樹奈々・考」ー世代交代できない人口構造

a) 35歳の人達というと、教授の世代からすると子供の世代にあたります。20歳前半というと、自身の子供の世代よりさらに下になる可能性が高いように思われます。したがって、教授の世代は世代交代されていくのですが、日本の人口構造がいびつに高齢層にピークがずれているため、消費行動や購買層などの世代交代が本当には起こっていないことが考えられます。このため、若手世代の行動や流行などの社会行動が、上の世代で察知されにくくなっているように考えられます。
本来は、世代としては少数派で息を潜めて若い世代の動向を上目遣いに気にしなければならない世代なのに、本田のホンダ660のような軽のスポーツカーの購買を親父世代が引っ張るように、むしろ消費費や社会行動の中心に留まっている。したがって、若手世代の動向にかなり鈍感になっているように思われます。