啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUSTの実力

KAUST (アブドラ国王科学技術大学)のBESE (生物・環境学部)の毎月1回のFaculty Meeting (教授会議)において、評価部門の責任者が約1時間に渡って、この大学の実力を統計を用いて説明してくれました。
2011年から2013年までの論文の被引用数と該当分野のトップ10ジャーナルへの出版論文数の研究者1人当たりの統計値は、ハーバード大学スタンフォード大学を抜き、カリフォルニア工科大学に肉薄しています。より正確に理解した統計値を示すべきですが、とにかく、教授もこれにはびっくりしました。
おそらく、この大学は設立されてわずか5年の大学なので、大学ランキングに載っていないか、載っていてもまだ超トップレベルではないかもしれませんが、もうすぐこのようなランキングの上位に顔を出してくるものと思われます。
なお、国立遺伝学研究所は、2012年(おそらく2013年も)の朝日・大学ランキングにおいて、研究者1人当たりの論文被引用数が、理系・文系全ての分野で日本一でした。