啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ビル・ゲイツ氏がKAUSTを訪問

本日午後に、すりガラスで囲まれた会議室でセミナー会合をしていたら、会議室内から外がそれなりに見えるのですが、かなり多くの人がぞろぞろ歩いたり、立ち止まったりしており、その一群を取り囲むように多くの学生達がカメラを持って一緒に動いているのです。
それが気になって外ばかりを見ていたら、誰かがマイクロソフト創始者の1人で、現在はビル・ミランダ・ゲイツファウンデーションで研究所助成を熱心に行っているビル・ゲイツ氏だとのことでした。
この教授のいるKAUST(アブドラ国王科学技術大学)に研究助成でもするのででょうか?その前日には、アブドラ国王と面会を果たしたとのことでした。
そういえば、今年の11月に行われる学位授与式には、スタンフォード大学の学長が祝辞と講演を行うことが決まりました。
昨年の学位授与式の来賓は、世界最大の石油会社のサウジ・アラムコのCEOが祝辞を述べ、講演をしてKAUSTが設立されたいきさつを述べておりました。
とにかく、ノーベル賞研究者なども頻繁に来てセミナーや講演がひっきりなしに行われています。
現在、ポスドクを公募すると、アメリカを中心に世界からの応募が20倍を超えると言われています。おそらく待遇が破格にいいことも徐々に浸透してきているようで、最近ではインドや中国からの応募が急増してきています。
教授のところにも、遺伝研のときを遥かに凌ぐように、毎日毎日、必ず1通以上の応募が大学院生とポスドクの応募があり、お断りの返事さえ出すのが非常に遅れるほどになっています。