啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「CCTV」(中国中央放送)と「NHK World」(NHKワールド国際放送)

 サウジアラビアのアブドラ国王科学技術大学(KAUST)では、200以上のチャンネルでのテレビが24時間見れます。
いつもは、CNNとSKY TVを見ていますがどうしても、「CCTV」(中国中央放送)と「NHK World」(NHKワールド国際放送)を比較してしまいます。


 上が中国の国際放送でCCTVで、下が日本の「NHK World」の本日のある同じ時間のそれぞれの1画面です。
 CCTVは、アメリカのCNNのように非常に動的に世界的なニュースを発信しています。CNNを見なくて、政治的なバイアスを恐れなければ、かなりの情報が得られます。
 一方、日本の方は、画面は富士山の紹介の番組でありましたように、日本の料理とか日本の武道とか日本の観光地などの紹介が多く、またかなりの部分が英語への吹き替えとなっています。
 中国のCCTVは、本局がアメリカにあり番組作成もアメリカに全面的に委託しているようです(この事実関係は確認する必要があります)。一方、日本のNHKは、ニュースも含めて全て自前のようです。
 これらの国際放送の目的にもよりますが、ニュース的にはCCTVのほうが遙かに全ての面で情報が豊富です。自国の観光アピールや文化面の紹介では「NHK World」のような在り方は非常にいいように思われます。
 欲を言えば、CCTVなような側面が「NHK World」に加わると、非常に魅力が増すものと思われます。