啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

思案橋

 長崎市の人口は約45万人。市内の現在の大きな夜の飲み屋街は、「丸山」と「浜の町」という二つの地域と言われます。そのどちらに飲みに行こうかと迷って思案するところから、その中間にある路面電車の停車場が「思案橋」というのが現代的な解釈とか。
 もちろん、その解釈の元来の意味は、遊郭であった丸山に行って遊ぶか遊ばないかと思案した遊郭の門前橋から、思案橋と名付けられたということです。
 その昔、長崎の丸山は、江戸の吉原と京の島原と並んで、日本三大遊郭を構成していたと言われています。それほど、華やかだったのでしょう。丸山の遊女は、異国人との交流があったとのこと。出島などへの出入りも可能であったので、当然と言えば当然ともいえます。

(参考引用:http://isidatami.sakura.ne.jp/maruyama_1.html