東京ギャルの「カワイイ」が、「悪羅悪羅(オラオラ)系」ファッションに進化しているといいます。、「悪羅悪羅(オラオラ)系」とは、どうも、少し強がったり悪がったりする若い男女の新しいファッションということのようで、世界的に大爆発の可能性を秘めているとのことです。このファッションの年間売り上げが、日本だけでも既に1500億円程度あるということですから相当なものです。
どうも何らかの形で抑圧されてきた若者達のエネルギーが、中世ヨーロッパがルネッサンスによって切り開かれたように、年配者には分からない価値観ながらも、この「悪羅悪羅(オラオラ)系」という形ではじけているのかも知れません。それも、世界の若者が羨望のまなざしで注目するほどの革命的なインパクトをポテンシャルとして秘めているのです。
既存の洋服を、安いながらも自分の好きなように切り刻んでは、思いの丈のアクセサリーを付けていく、既成概念の否定と新たなパラダイムの創造に向けての行動として捉えると、約40年前の大学紛争に似ているような気もしてきます。
そういう意味でも、「悪羅悪羅(オラオラ)系」ファッションは、今後の要注目でしょう。