啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUSTからの2人の教授がセミナー

 KAUSTからの2人の教授が来室してくれましたが、彼らのセミナーが午前中にありました。お一人はKAUSTのCBRCのDirectorであるバジック教授(Professor Vlad Bajic)で、もうお一人はAssociate Directorのアーチャー教授(Professo John Archer)です。
アーチャー教授は、紅海でのマリン・メタゲノミクスの研究成果の発表されました。塩分濃度や海水温が非常に高い紅海での微生物メタゲノムの結果は、他の海とは非常に異なる組成であることが分かりました。とても興味深い結果でした。
 バジック教授は、転写開始の調節機構を探るため、転写因子のDNA結合部位を塩基配列上の数学モデルを複数構築し、実際の実験データと合うのはどのモデルかといったお話でした。
 研究所では、午前中という珍しい時間帯にもかかわらず、多くの方々がセミナー来ていただき、活発な議論が出来ました。どうもありがとうございました。

五條堀 孝