紅海は、その地質学的な誕生の歴史から、その古代の海の特徴をもつため、海水の塩分濃度が高いのかと思っていましたが、必ずしもそうではないようです。
むしろ、気温の関係で海面温度が非常に高くなるため、水分の蒸発が激しく、その分、海水の塩分濃度が高まるものと考えられているようです。
その紅海でメタゲノム研究を行っているサウジアラビアのKAUST(アヴドォール国王科学技術大学:国王のポケットマネー3兆円を投入してわずか3年で建設された大学で、世界各国から屈指の研究者を集めて世界一を目指す理系の大学院大学)からセンター長と副センター長のお二人の来室が決まりました。
今後の協力関係が築けると、海洋ゲノミクスの発展に非常に役立つものと思います。