啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

イギリス料理

 「イギリス料理のまずさには評判がある」とか、「イギリス人ほどまずく料理を作れる能力を持ったものはいない」など、酷評する人達がいますが、実情は「わざと味をあまり付けていない」のだと、テレビでやってました。
 実は、産業革命以前には、イギリスには素晴らしい食文化が存在していたが、産業革命時にそれが消失し、それ以後食べる側も作る側も、味付けにこだわらなくなったと、テレビでの評論家は言っていました。
 たしかに、フィシュ・アンド・チップスなどのイギリスの伝統的なファーストフードも、自分で塩やベネガーをかけ、マスタードやケチャップも自分でお好みに合わせてかけて食べると、病みつきになるほどうまいです。
 つまり、味にこだわらないというより、自分で適当に味付けするのが好きということでしょう。
 しかし、あの有名なブリティッシュ・ブレイクファーストは、焼きトマトといい、卵焼きといい、マシュルームといい、とてもいい味付けです。
 過去にイギリス短期留学中、ロンドンに約半年ほどいたとき、セントラルロンドンの外科医のドミトリーにずっと宿泊させれましたが、朝食と夕食があてがわれましたが、とても美味しかったことを覚えています。ただ、留学していたICRFの食堂での昼食はまずかったですが・・。