トリインフルエンザウイルス「H5N1」の感染性のアミノ酸置換の変異を特定した論文が、2012年5月3日(木)の本日、Nature誌に全面公開されました。
長い時間がかかっての議論の末、全面発表となったものです。本年3月にNCBIのDavid Lipmanと会って話したときには少し異論があるようなことを言っていましたが、結果的には全面公開できてよかったと思います。
たしかに、テロへの応用防止の議論も必要でしょう。学術成果の全面公開との「線の引き方」の問題は、性善説に立つか性悪説に立つかでも、大いに違ってくるのは当然です。