啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

音声認識エレベーター(Voice Activated Lift)

 EMBLののIain Mattaj所長(Director-in-General)が、EBIでのGraham Cameron退職記念シンポジウムでの最初の挨拶で、ユーモアの連発で会場からの「笑い」を取るは取るはで、聴衆は大盛り上がりでした。
 特に、Graham Cameronの若いときの写真は良いとして、Grahamがスコットランド人であることから、スコッチウイスキーに囲まれて仕事している写真など満載でした。
 そのなかでも、Mattaj所長のプレゼンの最高潮は、国際協調の重要性の象徴として「音声認識エレベーター」のYoutubeの動画を流しました。音声によってのみ稼働し階のボタンの全くないエレベーターに乗った2人のイギリス人が、思いの11階に生きたくて、いろいろなアクセントで「イレブン」
と連呼するスコットランド・アクセントを題材にした辛口のユーモア動画です。
 そこまで、Grahamのスコットランド人ぶりで「笑い」を取らなくてもと思いながらも、聴衆が笑う笑う。本当におかしいのです。Mattaj所長自身がスコットランド人と後で知るのに、そんなに時間がからなかったおまけもつきました。
(引用:音声認識エレベーター(Voice Activated Lift) :
     http://www.youtube.com/watch?v=_Cz5eC-U0Cc)

 しかし、一方、その後で話す予定のDavid LipmanやAmos Bairochにしても、まして日本人の教授にとっては、「笑い」が取れる話ができるかどうか、大きなプレッシャーがのしかかってきていたのでした。