啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

北大・峯田准教授の来室

北海道大学情報工学の峯田克彦准教授が、遺伝研共同研究の一環として来室してくれました。
 当研究室出身の総研大卒業生の峯田さんですが、よく頑張っている状況が分かって嬉しい次第でした。長年、池尾さんや峯田さん達と続けてきている「ゲノムや遺伝子発現の情報をどう可視化するか」という非常に重要な問題で、貴重な議論ができました。この議論には、ライフサイエンス分野のデータベースは「生命現象の表現」にどこかでなっており、「それを究極まで推し進めたときに、どのような表現になるか」という根源的な動機から出発しています。
 コンピュータグラファイクスやアートの分野に、「メディア表現」という重要な範疇があって、その問題意識と非常に共有しているところがあるように思っています。これは、多摩美術大学原田大三郎先生達とも一緒にやってきた課題でもあります。また、時間があるときに、もう少し書いてきます。