啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

マッカーサー連合軍司令官と宝島社広告

 これが、噂の議論百出の新聞広告。宝島社が最近出した紙面見開き全面2頁にわたる巨大広告。
 
「いい国つくろう何度でも」というキャッチコピーが、一番上に出ています。
 3.11の東日本大震災を「敗戦」に例えたのでしょう。第2次世界大戦終了後、連合軍司令官マッカーサー元帥が初めて日本の地(たしか厚木基地)に足を踏み入れた時のあまりに有名な写真が、背景になっています。
 軍服にサングラスそしてコーンパイプのくわえたばこ、この「いでたち」で軍用機から下りてくる姿。
 この「いでたち」を決めるのに、戦争に負けた日本国民感情(し返し、反逆、混乱、統治等など)を考えに考えて、連合軍内部で約3日間もかかったといわれています。
 マッカーサー司令官の一見カジュアルな格好も、連合軍による戦後統治の戦略と思うと、確かに微妙な新聞広告に映ります。
 でも、キャッチコピーはなかなかいい文句です。