最近、米国の車の安全性のランキングで、韓国製の車種が第1位を取ったとのことです。この何年間は、トヨタを始め日本車のトップ他上位を独占していたという記憶が強すぎて、今もそうだと誤解していました。
あきらかに、韓国企業や韓国製品の世界的な躍進がみられます。米国においても、高級ブランドとしての韓国車のイメージが定着してくるのかもしれません。
たしかに、約3週間前に、北京を訪問した際、街にフォルクスワーゲンだけではなく、日本車に混ざって「ヒュンダイ」の韓国車を数多く見ました。
日本企業の稼ぎ頭であった鉄鋼・造船・車の分野で、日本の世界市場シェアを、韓国がつぎつぎ奪還していく現実の中で、韓国をはじめとするアジアとどう組むのかという明確な「アジア戦略」を早急に確立しないかぎり、科学研究の分野でもずるずると後退していってしまうものと危惧します。