啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

Huaさん、お疲れ様でした!




 午後7時から、約3年間滞在してくれましたHuaさんのお別れ会が、三島駅南口近くの和風レストラン「Kuruha」でありました。
 Huaさんは、ベトナムからの留学研究員で、広島大学にて6年間研究した後、約3年間を三島の遺伝研の教授の研究室で研究しました。
 次世代シーケンサによるトランスクリプトームのアノテーションが仕事ではありますが、感覚器の進化に興味があり、それに関係した遺伝子発現やトランスクリプトーム解析は得意でした。

 本年3.11の東日本大震災の時も、多くの留学生が帰国を果たすなかで、「その必要はなく、自分はここにいて研究を続ける。」と、全留学生に対する説明会でみんなの前で立派な意見をどうどうと言い放ったのには、私だけでなく多くの教員が感動しました。
 いよいよ、奥さんと「さくらちゃん」という日本生まれのお嬢さんや家族の待つベトナムに、明日出発です。
 これからも、共同研究を続けていくことで合意。いい論文を次々と出してくれるでしょう。
(写真:遺伝研・分析研ホームページより)