実は、1970年7月から1971年1月にかけて、北海道新聞日曜版に連載された渡辺淳一さんの同名の小説があります。最近の日経新聞の記事をみて、思い出してしまいました。医者である渡辺淳一さんらしく、人工授精と不倫物語がテーマですが、何といっても「リラ冷え」という語感に北国のロマンチックさが漂うイメージが素敵なのでしょう。
同名の歌謡曲の歌詞は、確かに元来の小説のイメージを沸かせると、さらに奥深く分かるような気がします。
最近、「生きる」ことに精いっぱいで、こんなロマンチックな虚構の世界を楽しむ余裕さえなくなくなってきているのは、残念です。
(一部参考:http://www.h6.dion.ne.jp/~romandou/010_lilabie-machi.html)