啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

神近市子

 「山崎富栄と太宰治」の話題で、「神近市子と大杉栄」を思い出してしまいました。
 1916年、神近市子の愛人だった大杉栄が新しい愛人に心を移したことで、葉山の日蔭茶屋で神近は大杉を刺傷します(日蔭茶屋事件)。
 2年間刑務所にて服役し出獄後、文筆活動を行い、第2次世界大戦の後、政治に目覚めます。
 1953年から衆議院議員として6回も当選を重ねて、1957年の売春防止法成立に大きく貢献しました。
 この女性も、ひどく壮絶な生き方を実践します。単なる痴話に終わらせない「業」ともいえる何かがこの女性の内面にあったのかもしれません。
 ある意味、山崎富栄とは正反対の人生を歩む神近市子。教授に時間があったら、「神近市子」をいろいろ調べてみたいと思っています。
(一部に参考引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%BF%91%E5%B8%82%E5%AD%90