啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

研究所全体の記念写真撮影

本日13:00から遺伝研正面玄関前で、ソメイヨシノ満開の豪華な桜を見ながら、遺伝研全員の記念撮影がありました。
 実は、毎年4月に行う記念撮影の恒例行事には、悲しい歴史があります。
時は、約25年前のことです。遺伝研の研究者が現役で毎年のように亡くなってしまう時期がありました。教授の覚えているだけでも、かなりの数に上ります。
 たとえば、ウズラ研究の河原さん、マウス研究の野口さん、変異遺伝学の賀田先生、大腸菌研究の広田先生、そして教授のメンターであった丸山先生、など、4・5年の間に最低1名毎年現役のままで帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈り致します。
 そこで、松永英所長のときに、このままだと、またいつだれが亡くなるかも分からないので、毎年4月に記念撮影を行ってキチンとその年度の構成員を記録しておこうという趣旨で、毎年の記念撮影が始まったものです。
 そんな悲しいバックストーリーがこの記念写真が始まった経緯にあったとは、多くの人達は知らないと思います。
 もちろん、現在では、より実用的に、新年度の要覧などに載せるための写真撮影という趣旨になっています。

その一環で、午前9時に教授の研究室にいる人達だけで撮影してもらった研究室の記念写真が、右上の写真です。池尾准教授は、たまたまいませんでした。
 以前の30〜40人体勢の頃からすると、かなり人数は減っているようにみえますが、セルイノベーション・プロジェクトのシステム・エンジニアの方々が入っておりません。
 みんな、頑張ろう!