啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

 追憶

 「追憶」というと、「思い出」より深刻さというよりある種のロマンチズムを感じます。
英語で言えば、 「追憶」や「追想」は「recollection」や「reminiscence」ですが、 ふっと一場面を思い出すのではなく、主体的に一連の過去をあるストリーを追いながら思い出すといったことを意味するように思われます。
 特に、旅の思いでは、旅情の思い出でとなり、追憶という言葉がふさわしいのかもしれません。
 まだ、自分の人生を追憶で語るには早すぎますが、その追憶に多くの人達に共通に強く刷り込まれるだろう東北関東大震災は、自然災害の恐怖とそれに対する備えの重要さを忘れることなく、世代を超えて語られていくことになるでしょう。