啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ナポレオンはイタリア人

 樺山紘一氏(西洋史家)[日本経済新聞1月9日(日)朝刊32面-欧人異聞-]によると、ナポレオンは1769年フランス領コルシカ島の生まれながら、コルシカ島はその前年までイタリアのジェノバ共和国の領地であったとのこと。
 従って、その前年までにその島で生まれたナポレオンの両親はもとより兄までが、イタリアのジェノバ人ということになります。
 しかも、ナポレオンの本名が、イタリア風にナポレオーニ・ディ・ブオナパルテ。フランス風にナポレオン・ボナパルトと改名したのは、フランス陸軍の幹部候補生になった後という。
 おそらくイタリア語訛りのフランス語を話していたらしいです。何か、フランスの英雄というか、悲劇の偉人というか、ナポレオンがどうしてそうなったのか、もう一度今までとは違う眼で、来月フランスに行ったら、関係あるところをみてみたくなりました。